繭保育室
048-444-7119
コクーンファミリールーム
048-431-3422

NPO法人繭 代表あいさつ

みんないっしょに。~真の意味でのノーマライゼーションの実現~

2006年夏、繭保育室に2歳2ヵ月の女の子が入園しました。
ふわふわしていて、天使のようでした。最近やっと羽の動かし方を覚え、まだまだ高くは飛べないけれど、喜んで、はしゃいでいる。

その子は、約3ヵ月後、「自閉症」の診断を受けます。
私はいつもお世話になっている市の保育幼稚園課に相談を試みました。
すると、担当は障害福祉課に。そして、市の療育センターへの利用を勧められました。

確かに言葉はないし、手をひらひらしている。でも、周りの子たちと、大きな違いのない2歳半の女の子。
「市の療育センターがあるそうですよ…。」なんて、ご家族に言えなかった。言いたくなかった。
これまで通り“みんないっしょに”いれるはず。そのためになにかできるはず。
ドクターのサポートを受けながら、教えていただいたABA療育。
「うちで預かれる体制を作ろう!」と心に決めました。

それから、2007年3月NPO法人繭を設立。
2つの保育室のうち1つを、児童デイサービス(現在の児童発達支援事業所)にし、“繭保育室の子どもたちと同じ”という思いを込め、繭を英語に、コクーンファミリールームと命名しました。
それが、新たな始まりとなりました。

それから現在にかけて、ABA療育に更に磨きをかけたり、肢体不自由の子も預かったり、新しい事業・支援を始めたり、と変化をしてきました。
でも、“みんないっしょに”という思いは変わりません。

保育室の健常の子も、色んな障がいを持つ子も、一緒に生活する統合保育を実現してきました。
健常の子たちは、思いやりや優しさを育くんでいます。生活の中で相手の苦手なことを理解し、サポートをしてくれます。それが自然とできる子たちなのです。
障がいのある子は、言葉や社会性、身辺処理など、確実に良い刺激を受けています。

療育によって、”みんないっしょに”いられるのです。
周りのサポートで、”みんないっしょに”いられるのです。

みんないっしょに”いて、”みんないっしょに”成長していく。
みんなが有益で、必要とされる真の意味でのノーマライゼーションを、今後も実現していきたいと思っています。

※ノーマライゼーション…障害者と健常者が区別されずに、社会生活を共にすることが望ましいという考え方